“市民出資”は、「環境のために何かしたい」という市民の想いを、事業への「出資」というかたちで実現する、市民参加の新しい方法です。市民から出資された資金は、環境エネルギー設備の建設や導入のための初期投資資金として活用され、その設備を利用して実施される事業から得られた収益は、出資者である市民に還元される仕組みになっています。
日本における市民出資型の環境エネルギー事業は、2001年に北海道の浜頓別に2億円以上の市民出資を集めて建設された風車(“市民風車”)が誕生したのがはじまりです。市民風車は、その後、北海道・東北地方を中心に広まり、2006年には関東にも誕生する予定です。2006年1月現在、合計10基の風車に対して、延べ3500名の市民から総額20億円が出資されています。
また、市民風車と同じ方法で、約500名の市民から合計2億円の市民出資を募って2005年から行われているのが、長野県飯田市の「おひさま発電所事業」です。こちらは、市内の公民館や保育園等38の施設に合計208kW(畳千畳分)の太陽光パネルを分散して設置して太陽光発電事業を行うとともに、地域の商店や事業所を対象とした“省エネルギーサービス事業”を実施しています。
今回のわたしたちは、市民出資で“市民風車”や“おひさま発電所”などに取り組む全国のパイオニアたちの協力も得て、備前グリーンエネルギー株式会社を設立し、日本初の“グリーン熱サービス”(自然エネルギーによる熱供給)事業に取り組みました。
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